コインチェック取引所から不正ハッキングされ、盗まれた580億円相当のネムNEM。
ネム盗難事件から2週間たった今はどうなっているのでしょうか?
ネムは価格大暴落中 2/14
580億円相当のネムが市場にだされれば、ネムの価値が下がってしまいます。その恐れから盗難前は120円をこえていたネムの価格はおおきく下がり、
現在は50円~60円の間をウロウロ中。
最低35円まで下がっていたので、少し復活のきざしがみえていますね。
マーキングされたネムだったが、結局戻ってきていない
ネム盗難当初、流出先の口座に「モザイク」というネムマーキングがネム財団の協力により印がつけられていました。「このままネムは返還されるんじゃないか?」という意見もありましたが、結局は盗難者のほうが一枚上手だったようです。少しずつ出金されてしまっています。
盗難ネムは400口座以上に分散出金されちゃってる 全体のネムのうち、5%のネムが初期の流出先口座から他の口座にながれたり行方がわからなくなっています。
すでに400口座以上にちらばって、他の仮想通貨と交換されてることもわかっています。
朝日新聞の調べによると、
2月8日以降、ニュージーランドやアメリカの海外取引所に送金がくりかえされ不特性多数の口座にもおくられています。
闇交換サイト「ダークウェブ」で換金も
闇の交換サイト「ダークウェブ」で盗難されたネムとライトコインが交換されたことが分かりました。日本の警察も把握していてダークウェブを利用した日本人男性に事情聴取をおこなっています。
あなたが不正にかかわっていなくても、「盗まれたネム」だとしっていて、交換したり換金した場合は罪にとわれますので注意しましょう。
ネム NEM財団は
ネムの普及をすすめている「ネム財団(本部シンガポール)」は、流出先のネム口座に印をつけてネムの動きを監視していましたが、分散先が400口座にのぼるため追い切れていません。一時期ツイッターで善意のホワイトハッカー「Rin,MIZUNASHI(みなりん*)」さんのネム追跡の活躍が話題に。ネム財団に引き継ぎ後は、ほぼ動きがないですね。
NEM財団が、流出資金自動追跡プログラムの作成を開始しました。
— Rin, MIZUNASHI (JK17) (@minarin_) 2018年1月26日
その完成を待ち引き継ぎを行い、作業終了とさせていただきます。
それまでは、こちらで追尾を続けます。
まとめ!盗難ネムはもどってこない⁉
盗難当初、ネム財団やホワイトハッカーの活躍があったので「ネムは戻ってくるのではないか」との楽観ムードがありました。海外の大手取引所なら盗難されたネム口座をきちんと凍結したり取引不可にしてくれるでしょう。
しかし、世界には闇の取引所が存在します。そういったところに持ち込まれれば「盗難されたネム」だとわかっているのに問題なく換金されてしまうでしょう。
不正ハッキングされたコインチェック取引所にネムがもどってこない可能性が大きいでしょうね。
(注意:コインチェック社からのユーザー補償とはまったく別問題です。コインチェック社は盗難されたネムを日本円でネムホルダーに返還すると宣言しています。)